アムノンのタマル凌辱、髪で宙吊りになったアブサロム

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紀元前976年
アブサロムがヘブロンで挙兵し、王を宣言する。ダビデは逃げるのが得策であると考え、以下を率いエルサレムを出発した。
①クレタ人・ペレテ人から成る王室警備隊
②ガト人イッタイ率いる600名の傭兵部隊
ダビデは、イッタイにエルサレムに残る様説得したが「ヤハウェは生きておられ、王なる我が主も生きておられます。王なる我が主のおられる所に,生死何れの為でも、この私も必ずそこにおります」という主旨の発言をし、ダビデはイッタイが同行するのを認めた。以下2名はエルサレムに残った。
①祭司ザドク
②アビアタル
以下2名はダビデの為に諜報活動に従事した。
①アビアタルの息子ヨナタン
②アヒマアツ
ダビデは、オリーブ山(現在のイスラエルのエルサレム地区)を登っている最中、衣服が破れ、頭に埃を被っているフシャイと出会った。ダビデはフシャイをスパイとしてエルサレムに派遣した。その後ダビデは、ヨルダン川を越えて避難した。そんな中、アブサロムはダビデと入れ替わりでエルサレムに入り、アヒトフェルに助言を求めた。アヒトフェルは以下2点の助言を行った。
①王位の奪取を誇示する為にダビデの側室と寝る
②今夜12,000名の兵でダビデの軍を急襲し、ダビデだけを狙い、他の全ての民を連れ戻す
フシャイは「王様万歳、王様万歳」と言い、アブサロムに接近した。そして12,000名の兵を使った急襲作戦に対し、ダビデ達の戦闘準備の時間を取る為の時間稼ぎを意図し、ダビデ軍の勇猛さを誇張し、決して急ぐ事無く全国から兵を招集すべきと説いた。アブサロムの高官達がこれに賛同し、フシャイの目論見は成功した。アヒトフェルは、自身の助言が採用されなかった為、驢馬に鞍を置き、故郷に帰って自宅を整理して首を吊って自害し、父祖達と共に葬られた。アブサロムは助言通りに、新しい王である事を明確に示す為に人前でダビデの側室の内10名と性交をした。

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