城資盛の鳥坂城篭城と、板額御前の百発百中の弓

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西暦1,188年10月6日
熊野の僧定任が大倉御所に招かれる。定任は源頼朝の帰依を受けており、城長茂とも信仰によって結ばれていた。御簾に招かれた定任は、平氏側であった城の赦免と、城を御家人に加えて貰いたい旨を源に訴えた。そこで源は、城を大倉御所へ連れて来る事を許可した。城が白の水干に立烏帽子を着用してやって来て、北側に梶原景時、南側に畠山重忠が列席する中を進み、御簾に背を向けて、横敷の座に着席した。梶原が「そこは源殿の座る所である」という主旨の注意をすると、城は「知らなかった」と言って立ち上がり、其の儘退出した。源は何も言わなかったが、定任は、城を御家人に推挙する事を取り止めた。

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