太陽質量で決まる恒星の行く末

7 months ago
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≈紀元前2,840,965年
太陽質量が8〜30且つ2重星であるアルマク(アンドロメダ座γ1星)の熱核融合に用いる水素が枯渇し、中心部がヘリウムとなり、さらにヘリウムも熱核融合を行い炭素、酸素と次々に重い元素が生まれる。しかし、炭素の量が多いために発生するエネルギーが非常に大きく、重力収縮に対抗して幾分膨張し、熱が解放される。さらに熱核融合が進み、酸素からマグネシウム、ケイ素を経て鉄が作られる。鉄の原子核は熱核融合を起こせない為、中心部が冷却される。すると重力収縮に対抗する力が無くなり、大量の外層を落下させ急速に中心部に向かって潰れていく。最終的に中心核にぶつかり超新星爆発する。この爆発により、残った鉄の中心核がさらに圧縮され、太陽質量の1.46倍(チャンドラセカール限界)を超えると、中心核を構成している鉄の原子核が分解され、電子が陽子に吸い込まれ、中性子とニュートリノが出来る。ニュートリノは宇宙空間に飛び出し、中性子は半径数十km、密度500,000,000t/㎤の中性子星となる。中性子同士は近づきすぎると核力と呼ばれる反発力を生じる為、重力収縮と対抗出来る様になり、太陽質量の2倍以内であれば中性子星は安定して存在出来る。そしてこれにより、生命を構成する重い元素が撒き散らされる。
距離:390光年
太陽質量:23.7M☉
大陽半径:80R☉

一元化 公式HP
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