遺骨に触れて蘇生するイスラエル王国民

紀元前798年
ヨアシュ(イスラエル王国国王)が、病床に在ったエリシャの見舞いに訪れる。ヨアシュ(イスラエル王国国王)は枕元で「我が父、我が父、貴方はイスラエル王国の力です」と言って泣いた。エリシャはヨアシュ(イスラエル王国国王)に「弓と矢を取りなさい」と言った。ヨアシュ(イスラエル王国国王)は、弓と矢をエリシャの下に持って来た。エリシャはヨアシュ(イスラエル王国国王)に「弓に手を掛けなさい」と言った。ヨアシュ(イスラエル王国国王)は其の通りに弓に手を掛けると、エリシャは手をヨアシュ(イスラエル王国国王)の手の上に乗せて「東側の窓を開けなさい」と言った。ヨアシュ(イスラエル王国国王)が其の通りにすると、エリシャは続けて「矢を射なさい」と言った。ヨアシュ(イスラエル王国国王)は矢を射た。するとエリシャは「ヤハウェの勝利の矢。アラムに対する勝利の矢。貴方はアフェクでアラムを討ち、此れを絶ち滅ぼす」と預言し、ヨアシュ(イスラエル王国国王)に対しアラムを滅ぼす様命じた。次にエリシャは「矢を取りなさい」と言った。ヨアシュ(イスラエル王国国王)が矢を取ると、今度は「其れで地面を打ちなさい」と命じた。ヨアシュ(イスラエル王国国王)は3回地面に矢を射て、其れで止めた。エリシャは怒り「貴方は5回、6回打つべきであった。そうすれば貴方はアラムを打って、絶ち滅ぼした事だろう。しかし、今は3度だけアラムを打つ事になろう」と言った。そして程無くしてエリシャは死去し、葬られた。

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