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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2025年8月20日 民衆の時代の政治
要約
藤原直哉氏は「民衆時代の政治」というテーマで講演を行いました。講演では、米ロ協調の新時代の始まりについて触れ、協調とは「1足す1を3にする」相乗効果を生み出すものだと説明しました。過去約100年間の対立の時代を経て、世界が協調の時代に入ったことを強調しています。
藤原氏は、世界中で文明や価値観が似てきたことが協調を促進する要因となっていると指摘し、多文化共生が当たり前になった現代社会では、人種や宗教の区別が曖昧になっていると述べました。米ロ協調は新時代の始まりであり、お互いの足りないところを補い合うことで大きなプラスを生み出す可能性があると説明しています。
講演では、ベルリンの壁崩壊後の東西ドイツ統合の例を挙げ、協調によって急速な発展が可能になることを示しました。藤原氏は、政治や軍事において「永遠の敵」や「永遠の味方」はなく、時代に応じて関係性が変化することを強調しています。
日本については、「外から風が吹いてくる国」であり、外部からの変化に対して最初は適応が遅いものの、一度動き出すと急速に変化に対応する特性があると述べました。藤原氏は、新しい時代の中で国内をより活性化させる方法を考えることが重要だと主張しています。
講演の後半では、ポルトガルへの旅行体験を通じて大航海時代の歴史や、ユダヤ人の役割、リスボンの大地震による影響などについて言及しました。また、ファティマの予言とロシアの復活、キリスト教圏の変化についても触れています。
最後に藤原氏は、これからの時代は各国の人々が土地に根ざして生きていけるかが重要であり、土地の取り合いではなく、土地を生かすことが必要だと強調しました。民衆の時代の政治においては、我々一人一人の責任が重く、しっかり考えて行動することが大事だと締めくくりました。
チャプター
米ロ協調と新時代の始まり 00:00:01
藤原直哉氏は講演を始め、アラスカやワシントンDCでの米ロ会談について触れ、米ロが本格的に協調する時代に入ったと述べました。協調とは「1足す1を3にする」ことであり、相乗効果を生み出すものだと説明しています。過去約100年間の対立の時代を経て、世界中で文明や価値観が似てきたことが協調を促進する要因となっていると指摘しました。また、キリスト教という共通の価値観も協調に寄与していると述べています。
多文化共生と世界の変化 00:01:52
藤原氏は、現代社会では多文化共生が当たり前になり、人種や宗教の区別が曖昧になっていると説明しました。トランプ大統領が言う「信仰心」とは、日本人から見れば「常識的な人間」という意味であり、非常識な人は困るという考えを示しています。米ロ協調は新時代の始まりであり、お互いの足りないところを補い合うことで大きなプラスを生み出す可能性があると述べました。
ベルリンの壁崩壊と協調の効果 00:03:18
藤原氏は、ベルリンの壁崩壊後の東西ドイツ統合を例に挙げ、協調によって急速な発展が可能になることを示しました。東西ベルリンが大きく異なっていた状況から、壁の撤廃後に一体となった再開発が進んだことを説明しています。敵を味方に変えていくことで進化が進むという考えを示し、政治や軍事において「永遠の敵」や「永遠の味方」はなく、時代に応じて関係性が変化することを強調しました。
日本の特性と新時代への適応 00:05:07
藤原氏は、日本を「外から風が吹いてくる国」と表現し、外部からの変化に対して最初は適応が遅いものの、一度動き出すと急速に変化に対応する特性があると述べました。インターネットの普及を例に挙げ、立ち上がりは遅かったが適用は早かったと説明しています。新しい時代の中で国内をより活性化させる方法を考えることが重要だと主張しました。
民衆の時代の政治とボトムアップの力 00:06:21
藤原氏は、米ロ協調の時代においては、政治だけでなく一般民衆までもが協調していく必要があると述べました。ボトムアップの政治が重要であり、下からの協調がなければ上からの協調も難しいと説明しています。民衆の時代はボトムアップの力がなければ始まらないと強調しました。
ポルトガルの歴史と大航海時代 00:07:02
藤原氏は、ポルトガルへの旅行体験を通じて大航海時代の歴史について語りました。ブラジルから金を掘り、アフリカから奴隷を連れてくるポルトガルの活動や、その金をイギリスが横領した話、ユダヤ人の役割などについて説明しています。大航海時代はポルトガルから始まり、最後は帝政ロシアで終わったと述べました。
リスボンの大地震とポルトガルの変化 00:12:14
藤原氏は、1755年のリスボン大地震によってポルトガルが集めた財宝のほとんどを失ったことを説明しました。その後イエズス会が追放され、ポルトガルは静かな国になったと述べています。現在のポルトガルは王政が終わって100年以上経ち、民衆の時代の政治でやっていると評価しました。
ファティマの予言とキリスト教圏の変化 00:15:58
藤原氏は、1917年にポルトガルのファティマで起きた予言について触れ、特にロシアの復活に関する予言が2000年5月のプーチン大統領就任以降実現したと述べました。キリスト教圏の世界で「やるべき大きなところ」はだいたい終わったという見解を示しています。
土地に根ざした生活の重要性 00:17:53
藤原氏は、これからの時代は各国の人々が土地に根ざして生きていけるかが重要だと強調しました。土地の取り合いではなく、土地を生かすことが必要であり、「報徳思想」のような考え方がなければ世界は成功しないと述べています。理屈や勝ち負けの世界ではなく、土地と共に生きることの重要性を説きました。最後に、民衆の時代の政治においては我々一人一人の責任が重く、しっかり考えて行動することが大事だと締めくくりました。
行動項目
藤原直哉氏は、新時代において国内をより活性化させる方法を考えることを提案しました。 00:06:06
藤原直哉氏は、ボトムアップの政治を実現するために民衆が協調していくことの重要性を強調しました。 00:06:47
藤原直哉氏は、土地に根ざした生活を実現するために「報徳思想」のような考え方を取り入れることを提案しました。 00:18:58
藤原直哉氏は、民衆の時代の政治において、一人一人がしっかり考えて行動することの重要性を指摘しました。 00:19:55
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