NWOの一環である欧州統合に邁進するジスカールデスタン大統領とジョージ・ソロス

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≈西暦1,993年6月1日
タイムズ紙ジャーナリストのアナトール・カレツキーが、ERMの問題がフランスの通貨政策の硬直性に有ると指摘し、フランスの金利引き下げやフラン切り下げを強制的に引き起こす事でERMの再編を促し、ヨーロッパ経済の安定を図るべきだと、同紙に公開書簡形式の記事で以って主張する。此の当時ERMには、以下等の諸問題が有った。
①固定為替レートの不安定さと経済格差の不整合
ERMは、ドイツマルクをアンカー通貨として、参加国通貨を相互に固定されたレートで維持する仕組みであったが、各国の経済状況(インフレ率・成長率・金利政策)の違いが大きかった為、レートが現実の経済力に合わないケースが発生していた。
②政策調整と協力の失敗
ERMはヨーロッパ諸国間の政策協調を前提としていたが、ドイツ連邦銀行の独立性が高く、他の国々の要望を無視した政策が問題となった。前年には、ドイツの高金利がヨーロッパ全体の不均衡を助長し、フランスやスペインなどの通貨危機を引き起こした。
此のカレツキーの記事を受けて、ジョージ・ソロスはカレツキーに対し、フランではなくドイツマルクを標的にすべきだと主張し、大量のドイツ国債を売ってフランス国債へ資金シフトし、ドイツ連邦銀行の影響力を弱める様通貨市場に促す積もりであるとの公開書簡を送った。

一元化 公式HP
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