藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2025年10月15日 船が揺れているのか、波が高いのか

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2025年10月15日 
船が揺れているのか、波が高いのか

要約
藤原直哉氏による「日本と世界に一言」というタイトルの講話で、「船が揺れているのか波が高いのか」というテーマについて語られています。藤原氏は、組織が困難な状況に直面した際の対応について比喩を用いて説明しています。

藤原氏は、組織が揺れている時、多くの場合、人々は外部環境(波)ではなく組織内部(船内)のみに注目してしまう傾向があると指摘しています。波が高い時こそ外を見るべきなのに、組織内の混乱や責任の押し付け合いに終始してしまい、結果として組織自体を壊してしまうことがあると説明しています。

政治状況についても言及し、最近の自民党と公明党の関係について触れ、公明党が自民党から距離を置いたことを「大英断」と評価しています。清和会(自民党内の派閥)と公明党の政策的な相違点を挙げ、両者の分離はむしろ双方にとって「清々した」ことかもしれないと述べています。

藤原氏は、組織運営において外部環境を常に監視することの重要性を強調し、「出航前に天気予報を確認する」ように、組織も外部状況を把握してから行動すべきだと主張しています。しかし、多くの組織ではこれができておらず、内部の争いに忙殺されていると指摘しています。

波が高い時の対処法として、藤原氏は二つの方法を提案しています。一つは波を完全に避けること、もう一つは小さなグループ(小舟)を作って突破口を開くことです。特に後者について、10〜13人程度の小規模なチームが効果的だと述べています。

最後に、情報収集の重要性について触れ、自身がTwitterやFacebookで様々なニュースを共有している理由を説明しています。それは情報をメモ代わりにし、定期的に見直すことで全体像を把握するためだと述べています。偽情報も含めて様々な情報を集め、分析することで、波の状況を理解することができると主張しています。

チャプター
船が揺れているのか波が高いのか - 組織の対応に関する比喩 ‎00:00:01
藤原直哉氏は講話を始め、「船が揺れているのか波が高いのか」というテーマを紹介しています。木が揺れている時、それは木自体の問題ではなく風が吹いているからであり、同様に船が揺れている時も、船自体の問題ではなく波が高いからだという比喩を用いています。大きな組織ほど、船(組織)が揺れると、外の波(外部環境)を見ずに船の中(組織内部)ばかりに注目してしまう傾向があると指摘しています。その結果、組織内の混乱を回避するために人員整理や降格などの対策を取り、結果的に組織自体を壊してしまうことがあると説明しています。

政治状況への応用 - 自民党と公明党の関係 ‎00:02:58
藤原氏は、この「船と波」の比喩を現在の政治状況に当てはめています。特に自民党と公明党の関係について触れ、公明党が自民党から距離を置いたことを「大英断」と評価しています。清和会(自民党内の派閥)は戦争や原発を推進する立場であり、これは創価学会の教えと正反対であるため、公明党にとって清和会との連携は「運の尽き」だったと述べています。両者の分離はむしろ双方にとって「清々した」ことかもしれないと分析しています。また、野党についても言及し、与党から資金を得て波風を立てずにやってきた野党も、今後は厳しい状況に直面するだろうと予測しています。

波への対処法 - 組織運営の原則 ‎00:06:57
藤原氏は、組織が波(外部環境の変化)にどう対処すべきかについて説明しています。まず、出航前に天気予報を確認するように、組織も行動する前に外部環境を把握することが重要だと強調しています。しかし、多くの組織では外部環境を見ずに、内部の争いに忙殺されていると指摘しています。波が高い時の対処法として、二つの方法を提案しています。一つは波を完全に避けること、もう一つは小さなグループ(小舟)を作って突破口を開くことです。特に後者について、10〜13人程度の小規模なチームが効果的だと述べています。

情報収集の重要性 - 波を理解するための方法 ‎00:16:37
藤原氏は、自身がTwitterやFacebookで様々なニュースを共有している理由を説明しています。それは情報をメモ代わりにし、定期的に見直すことで全体像を把握するためだと述べています。正確な情報も不正確な情報も含めて様々な情報を集め、分析することで、波の状況を理解することができると主張しています。偽情報についても、それを流す意図を考えることで全体像が見えてくると説明しています。最後に、小さなニュースでも軽視せず、それが大きな波(津波)になる可能性を常に考慮すべきだと警告しています。

行動項目
藤原氏は、組織は外部環境(波)の状況を常に監視し、それに基づいて行動することを推奨している。 ‎00:07:13
藤原氏は、波が高い時は小規模なチーム(10〜13人程度)で突破口を開くことを提案している。 ‎00:15:34
藤原氏は、様々な情報(偽情報も含む)を収集し、定期的に見直して全体像を把握することを勧めている。 ‎00:16:37
藤原氏は、小さなニュースでも軽視せず、それが大きな波(津波)になる可能性を考慮すべきだと警告している。 ‎00:19:20

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