益田貞兼に近況を伝える陶弘護の書簡

29 days ago
24

西暦1,472年2月11日
陶弘護が益田貞兼に、近況を伝える以下の主旨の内容を含む書簡を送る。
①大内教幸は西暦1,472年3月4日に没落し、仁保盛安は安芸国の厳島神社の神領地である宮内村(現在の広島県廿日市市)に逃れたが容れられず、安芸武田家の分領の伴(現在の広島県広島市安佐南区)に退く積もりで、現在国衆と申し合わせて、計略の最中である。
②仁保から吉見信頼へ宛てた書簡を途中で奪い取ったが、其の書中に玖珂郡山代・佐波郡得地へ加勢する事が書かれている。よって、益田殿の一層の奔走を祈る。
③吉見信頼の分領並びに庄内郷(現在の山口県防府市牟礼)・黒谷郷(現在の山口県山口市徳地深谷付近)方面への発向計画はどうなっているのか。当方で得た情報によれば、吉見勢は山代及び地福(現在の山口県山口市阿東町大字地福上・大字地福下)方面への進出を企んでいる為、此れを牽制する為にも、背後から吉見領への進攻を急いで貰いたい。

一元化 公式HP
https://uc-4.com/

Loading comments...