藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2025年12月24日 デフレ・バブルの崩壊

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要約

藤原直哉氏は「デフレバブルの崩壊」というテーマで講演を行いました。彼はデフレバブルとは異常にキャッシュポジションが積み上がる現象であり、値段が上がらない、変わらないという常識が行き渡った状態だと説明しました。デフレ環境では経済が単純化され、キャッシュの移動だけで済み、複利計算が不要になり、単利計算だけの世界になると述べました。

藤原氏によれば、デフレバブルの時代では金利がゼロであるため、事実上無尽蔵に資金が調達できるという考え方が広がり、優先順位の概念が失われました。特に日本政府はこの状態に染まり、金がいくらでもあるという前提で政策を実行してきました。彼は麻生財務大臣の例を挙げ、約500兆円の国債を日銀に抱かせてその資金をばらまいたと指摘しました。

デフレバブルでは「屁理屈と人脈」で金がばらまかれ、特にアメリカの戦争関連産業が最も資金を持ち逃げしたと藤原氏は主張しています。また、コロナ対策も「インチキ」であり、多くの資金が持ち逃げされたと述べました。

藤原氏は、日本は約35年間デフレに向かい、デフレが続いたため、一世代以上がデフレバブルの中で生きてきたと指摘しました。この間、「稼ぐ」ということが二の次、三の次になり、借金をすることが当たり前になった企業が多かったと述べています。

しかし現在、金利は上昇し、デフレバブルは終わりを迎えています。金利上昇により保有資産に損が出始め、金融機関は貸し渋りや貸しはがしを始めると予測しています。藤原氏は、今後企業は物価上昇率(現在日本では3%)以上の利益を稼がなければならず、賃金上昇分も考慮すると5〜6%の利益が必要だと述べました。

藤原氏は、欧米諸国はインフレバブルに陥り、不正によってかろうじて生き延びてきたと主張しています。現在はデフレバブル崩壊と同時にインフレバブルも崩壊し、金融業の基本である資産負債管理(ALM)が困難になっていると指摘しました。

最後に藤原氏は、デフレバブルの崩壊によってデフレに浸りきった組織が潰れ、インフレバブルも終わる中で、まともな経営をしてきた人や組織だけが生き残り、経済が正常化して新しい時代に進むだろうと結論づけました。

チャプター

デフレバブルの定義と特徴 ‎00:00:01

藤原直哉氏は、デフレバブルとは異常にキャッシュポジションが積み上がる現象であり、値段が上がらない・変わらないという常識が行き渡った状態だと説明しました。デフレ環境では経済が単純化され、キャッシュの移動だけで済み、複利計算が不要になり、単利計算だけの世界になると述べました。また、デフレバブルの時代では金利がゼロであるため、事実上無尽蔵に資金が調達できるという考え方が広がったと指摘しました。

デフレバブル時代の政策と資金配分 ‎00:01:56

藤原氏は、デフレバブル時代では優先順位の概念が失われ、特に日本政府がこの状態に染まったと述べました。通常、組織の存続に関わる部分が優先順位が高いはずだが、デフレ時代には「金はタダでいくらでも手に入る」という考えが広がり、優先順位がなくなったと指摘しました。藤原氏は麻生財務大臣の例を挙げ、約500兆円の国債を日銀に抱かせてその資金をばらまいたと批判しました。

デフレバブル時代の資金配分の問題点‎00:04:22

藤原氏によれば、デフレバブル時代には「屁理屈と人脈」で金がばらまかれ、特にアメリカの戦争関連産業が最も資金を持ち逃げしたと主張しています。また、コロナ対策も「インチキ」であり、多くの資金が持ち逃げされたと述べました。デフレバブルでは際限なく資金がばらまかれ、それが悪いことだとも認識されていなかったと指摘しました。

デフレバブルの浸透と影響 ‎00:06:22

藤原氏は、日本は約35年間デフレに向かい、デフレが続いたため、一世代以上がデフレバブルの中で生きてきたと指摘しました。この間、「稼ぐ」ということが二の次、三の次になり、借金をすることが当たり前になった企業が多かったと述べています。また、日本はデフレバブルに浸ったことで世界のインフレバブルには乗りにくかったという良い面もあったと言及しました。

デフレバブル崩壊の現状と影響 ‎00:07:37

藤原氏は、現在金利が上昇し、デフレバブルは終わりを迎えていると述べました。金利上昇により保有資産に損が出始め、金融機関は貸し渋りや貸しはがしを始めると予測しています。今後企業は物価上昇率(現在日本では3%)以上の利益を稼がなければならず、賃金上昇分も考慮すると5〜6%の利益が必要だと述べました。また、政府も税収を増やすための効果的な政策が必要だが、そのような能力を持った司令塔がないと批判しました。

金融業界の課題とALMの重要性 ‎00:12:50

藤原氏は、欧米諸国はインフレバブルに陥り、不正によってかろうじて生き延びてきたと主張しています。現在はデフレバブル崩壊と同時にインフレバブルも崩壊し、金融業の基本である資産負債管理(ALM)が困難になっていると指摘しました。デフレ環境では資産と負債の動きが少なく管理が容易だったが、金利上昇・物価上昇・賃金上昇の環境では資産負債が大きく変動し、適切な管理が難しくなると述べました。

新時代への展望 ‎00:19:21

藤原氏は、デフレバブルの崩壊によってデフレに浸りきった組織が潰れ、インフレバブルも終わる中で、まともな経営をしてきた人や組織だけが生き残ると予測しました。特に公務員は時代の変わり目に最も影響を受けやすいと指摘し、歴史的にも武士や戦後の兵士、ソ連崩壊時の共産党員などの例を挙げました。最後に、これによって経済が正常化し、新しい時代に進むだろうと結論づけました。

行動項目

藤原直哉氏は、企業は物価上昇率(3%)以上の利益を稼ぐ必要があると指摘した。 ‎00:08:59

藤原直哉氏は、賃金上昇分も考慮すると企業は5〜6%の利益を稼がなければ持続的経営が難しいと述べた。 ‎00:09:18

藤原直哉氏は、会社内部の引き締めが必要だと強調した。 ‎00:09:18

藤原直哉氏は、政府は税収を増やすための効果的な政策(乗数効果のある政策)を考える必要があると指摘した。 ‎00:09:45

藤原直哉氏は、金融機関は変動する環境下での適切な資産負債管理(ALM)能力を高める必要があると述べた。 ‎00:14:48

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